2040年の風景 (2023年版)
(ひとり)カラオケ
ネットカフェ
自宅
オフィス
カフェ
このような概念を統合するもの
感覚器官のデバイスによる置換レベル
視覚・聴覚
余裕で精緻な(現実と区別がつかない)置き換えが可能だろう
一方で、リアルワールドに存在するオブジェクトをリアルタイムで情報取得することには難があるだろう
力覚・触覚・嗅覚・味覚
かなり雑な再現
距離によって作用の度合いが異なる
食べ物
<0m 食べること: 味覚・触覚・力覚・聴覚
非常にリッチな情報
<1m 見た目 & 匂いが漂ってくる
音は聞こえない
10m+: 見た目だけ
人間
<0m:
身体に触れるということ
1m~10m: みため・声
どのレベルの部位が見えるかというのが異なる
面白い例:
レイキャストによる遠隔作用
100m: 視覚・聴覚
もはや群衆の点 & 色付音声源でしかない
距離・感覚・情報源により、それらの実現手段が複数ある
それらの組み合わせに対して実現コストがある
ここにMR deviceが加わることで、異なる組み合わせが生まれる
たとえば30mぐらい開けた空間のあるカジュアルイタリアンで、4人で一テーブルで食べるという体験
2022年時点で一番コスパの良い実現手段 (baseline)
すべてを基底現実の一空間に展開する
baseline (r∞)
依然としてメリットは多い選択だろう
1m分割 (r1)
食べ物はリアルで見える
相手方の置換が可能
自分は?
生身をそのまま見るパターン
食事の品質は犠牲になるだろう
5m (r5)
1テーブル - 1部屋にする
人も食べ物は基底現実に存在する
--> ほぼ完全なbaselineの再現 & プライバシー確保はbaselineより優れている
開けているのにプライベート
一方で、人の情報的置換 (アバターの利用)は難しい r5はbaselineより、かなりの種類の体験において真に優れた体験を提供でき、スケールメリットも働かせやすい なので、コスト圧縮効果がめちゃくちゃ働くだろう
2030年代にかなりもりあがる不動産の利用形態と考えられる この基本部屋要素をソフトウェアと物流で組み合わせることで、かなりの種類の体験が置換可能
ソフトウェアは汎用性が高いので、資産蓄積につれて、土地が安い領域でもコストメリットを発揮するようになる
地価が高いところほど高級なハードウェアとソフトウェアを使えるので、まず都心部から流行る
コンビニと同じぐらいの密度で乱立しうる物になる
次にはやるのは、(僻地の)多目的単一施設
ユニットバスのような形態になる可能性がある
しかし、数人とかの空間だと普通のトラックに乗らないので、モジュラー工法になるだろう 安い場所だと、インフラが剥げてたり、コンテンツが使いまわしだったりする
高い場所だと、客の志向に合わせたいい感じのコンテンツを使うだろう
人中心ではなく、場所中心でデジタルに置換される例
スポーツや工場は特殊な広域物理的インタラクションを要求する
かなり贅沢なものとなる
baseline/r5は互換性が高い
r1/r5の互換性は低い
屋内 vs 屋外
コミュニティは緩やかに分断するだろう
基本的に、近接作用であるほどデジタル置換が技術的に困難と言える
r1は様々な物理的体験とパッケージがする必要がある
r5と比べてコストメリットが出にくい
ここをどのぐらい「うまく」できるかによって、r1総体 (つまり「宅内HMD VRの体験」)の価値が決まる